「読んだ本の内容覚えていますか?」
私がいわゆるビジネス書を読み始めたのは、社会人2年目から。それから約20年近く経っていますが、
1年20冊×20年=400冊
これだけ読んだけど、忘れています・・・。(自分で書いてて怖くなった)
このDaigoさんの読書術を読んで実践すれば、
- 本を読む準備方法が理解できる。
- 本の読み方がわかる
- 読んで得た知識のアウトプット方法がわかる
というメリットがあります。
本の読み方がわからない人や、効率的に本を読みたい人には
オススメの一冊となっています。
知識を操る超読書術の3つの分類
この「知識を操る超読書術」は大きく3つに分類する事ができます。
- 本を読む準備をする。→この本の一番大事な部分
- 本の読み方を知る。
- 本から得た知識をアウトプットする。
特に①の「本を読む準備をする」が理解できればこの本の70%が理解できた事になります。
だからまずこの①に注力して解説していきたいと思います。
分類その① 本を読む準備をする。→質を高める3つの準備が大事

質を高める準備1 メンタルマップ
先程「本を読む準備をする」が一番大事で、ここが理解できればこの本の70%が理解できると書いた部分がここです。
だからみなさんここだけでも読んでください。
■本を読む準備をする
- なぜこの本を読もうと思ったか?
- この本から何を得たいか?
- 読んだ後どういう状態になっていたいか?
準備は、この①~③を本を読む前に、箇条書きでそれぞれ3点ほど書くだけ。
そして本を読んでいる途中や読書後に、書いた内容と照らし合わせます。
これを行う事でどのようなメリットがあるかというと、
■本を読む準備をするメリット
- 読む前・・・何を知りたいと思っているか?
- 読書中・・・何の知識を得たかったか忘れないように確認する。読んでいる途中辛くなっても当初の目的に立ち帰れる。
- 読書後・・・読書前との比較をする。知りたかった知識は得られたか?
手帳やスマホのメモに書いて、保存。
読書中に、このメモを読み返して、復習するだけです。
これだけで読書の効率が格段と上昇します。
この本の重要な箇所でしたので、ここだけは忘れないようにね。
質を高める準備2 キュリオシティギャップ(特に難しい本を読む場合)
「キュリオシティギャップ」という単語は聞き慣れない単語です。
しかし、知ってみると簡単です。
キュリオシティギャップとは、「自分の知っている知識と本から得る知識の差を知る事」です。
もう少しだけ具体的に書きますね。
人間の脳は、次のような働きをします。
- 知識や記憶→好奇心と結びついている。
- 好奇心が高い→その出来事が記憶に残りやすくなる
これを読書に利用すると、
「自分があらかじめ持っている知識」と「本に書かれた知らない知識の差」を意識する事が、好奇心を刺激し、内容が記憶に残りやすくなります。
- 目次を見ながら、知っている事をノートの左側に書いていく。
- 読書しながら、知った事をノートの右側に書いていく。
これだけで、本を読んだ内容が記憶に残りやすくなります。
忘れやすい人は実践してみるのがいいと思います。
質を高める準備3 セルフテスト
セルフテストは、本を読みきれないという人向けに、何が課題となっているかをリスト化したものです。
全部で10個の項目があり、どれかにあてはまるかもしれません。
しかし、対処方法もあるので、読むのが辛くなった場合は「セルフテスト」を実践してみるのがいいと思います。
- 十分な時間とモチベーションが足りない・・・とりあえずスキマ時間に読んでみる。
- 集中力の維持ができない・・・時間を決めて、タイマーをかける
- 読むスピードが早くならない・・・速く読む事に意味はない
- ボキャブラリ不足・・・単語帳に書き出す。読めなかった悔しさを覚えておく
- 本のどの部分に集中するべきかわからない・・・気軽に読みたい所を読む
- 新しい理論、細かい情報を理解できない・・・知っている所と共通点を見つける
- メインポイントと議論のポイントがわからない・・・接続詞に注目する。「つまり」「しかし」「例えば」
- エビデンスの価値を測れない・・・エビデンスがなければ価値はない
- 本の内容を理解する為の背景や知識を知らない
- 馴染みがない分野・・・⑨⑩は一緒に。入門書を読んでから再読する。漫画もおすすめ。
分類その② 本の読み方を知る

分類その①が全体の70%を占める重要な部分でした。
時間がない人や、もう頭がいっぱいという方は「分類その① 本を読む準備をする」に全力投球しましょう!
もう少し余裕があるという人は、「分類その② 本の読み方を知る」を勉強しましょう。
効果的な5つの読み方 その① 予測読み
本のタイトル・目次から内容を予測します。
それを読み終わった後に比較をする事。
読む前の予測と内容に意外性があるほど記憶に残りやすくなる。
効果的な5つの読み方 その② 視覚化読み
- テキストをビジュアル化すると理解が深まる。
わかりやすいのは「マンガでわかるシリーズ」です。
あれば名作をビジュアル化している代表的な例です。読みやすいですよね。
- 構造化を理解するとわかりやすくなる。
文章は「前提→解説→結論」で成り立っているので、この文章がどの部分に当てはまるかが理解できると理解が深まります。
効果的な5つの読み方 その③ つなげ読み
自分の知識・経験を結びつけると、理解度が高まります。
効果的な5つの読み方 その④ 要するに読み
- 全体像を掴む・・・各章ごとに自分の言葉で「要するに」とまとめると理解が深まる。
- 読書後、自分の中に残しておきたい事を、自分の言葉で要約する。
どちらも「自分の言葉で要約する」事がポイントです。
効果的な5つの読み方 その⑤ 質問読み
本の内容にツッコミながら読む事。
この文章、「なんでやねん」とか、「本当に?」と疑う事で、理解が深まります。
※代表的な質問は17個あります。詳しく知りたい人は本書を読んでくださいね。
分類その③ アウトプット方法

アウトプット方法 その① これは●●と解説する
書籍の中では「テクニカルタームで聞き手の心を掴む」となっていますが、わかりづらいので、表現変えました。
テクニカルターム・・・専門用語で「問いかけ」の意味。これは●●と解説するとかで使う。
つまり、「これは●●ですよね?」「これは●●です」と解説をして相手に理解してもらう事です。
アウトプット方法 その② SPICEで説得力を上げる。
SPICE(スパイス)とは、
S・・・単純化:簡単に言うと、一言で言うと
P・・・私的利益感:あなたはこれだけお得ですよ
I・・・意外性:意外と知られていませんが、ギャップを用いる
C・・・自信:自信を持って話をすると相手は信用する
E・・・共感:相手の気持ちに共感する。今辛いですよね、でも・・・
アウトプット方法 その③ 思想書と科学書のダブル読み
ビジネス書は古典を繰り返し読む。
科学的な根拠に基づくものは最新の科学書を読む。
古典は難しいという人は、「スキミング(興味がある所)→再読→再々読」をすると大きな知識となります。
また、マンガでわかるシリーズなどを活用するのもおすすめです。
まとめ 本を読む準備だけはマスターしよう!

本を読む準備をするだけで、読書効率が上がる。
ワタシ的にはこの一文だけでも買ってよかったと思っています。
さらに、その準備の方法まで書いてあるので最高です。
是非参考にしてみてください!