本日も書評を書いて行きたいと思います。
最近私はDaigoさんの本を立て続けに読んでいます。
- 超客観力
- あなたを変える52の心理ルール
- 知識を操る超読書術
この2ヶ月で3冊読了し、この「人を操る禁断の文書術」で4冊目です。
ではなぜこんなに読んでいるんでしょう?それは、
物事を心理学や文献でしっかりした裏付けを説明してくれるから。
私のブログは嘘は書かない事をルールにしていますが、データの裏付けに弱さを感じているので不安に思う事があります。
しかし、Daigoさんの本には大体の根拠が書かれています。
だからそれを参考にして「安心して記事にすることができる」ので、私は好んで読んでいます。
そんなDaigoさんの文章術です。では具体的に解説していきましょう!
人を操る禁断の文書術を読もうと思ったきっかけは?
私がこの本を読もうと思ったきっかけは、次の5点です。
- ライティングを勉強したかった
- 心理学に基づくライティングを知りたかった
- 他のDaigoの本を読んでためになっている
- 多くのブロガーがオススメ本としている
- 本業にも活かせる
ブログを運営してるので、
読者にわかりやすく伝えるにはどうすればいいか?
を考えていたら、ライティングの重要性に気が付きました。
本業にも活かせるスキルと考えているので、積極的に勉強中です。
ちなみに、数冊ライティングの本を読んだ効果なのか、
だからより伸ばす為に、この「人を操る禁断の文章術」を購入しました。
これから読もうと思っている人や迷っている人は、
心理学や研究による実績からの説明が豊富にあり、
確かな知識が身につくのでオススメですよ。
人を操る禁断の文書術のまとめ

いきなりまとめ(結論)から書いていきたいと思います。
私が読書後にまとめた内容はこちらです。
- 文章を書く前の準備が大事
- 相手に何をしてもらいたいか考える
- その興味を調べる
- トリガーに該当するものをチェックする
- 過剰気味に感情的にポイントを繰り返し書く
- 追伸に書きたい、本命がくる
- 本文の冒頭3行が大事(1行目 ポジティブ、2~3行目 具体的な用件)
次にこのまとめの内容の具体的な内容を本書に沿って解説していきたいと思います。
文章の目的は、今すぐ人を行動させる事。

この一文が本書で一番重要です。
文章の目的:今すぐ人を行動させる事。
文章はただ書くのではなく、読んだ人の心を動かし想像力を使ってもらう為に書きます。
読む→言葉に反応する→想像する→行動を起こす!
つまり、読まれる為に書くものではなくて、行動させる為に書くものである。
他のポイントとしては、
- 文章は一度書けば半永久的に残る
- 文章>会話 なぜなら文章は書き直せる。改善ができる。コピーができて広げられる。
かなり大事な項目です。
大事なので繰り返すと、
文章の目的は、「文章を読んだ人に行動してもらう事」です。
・モノを購入して欲しい場合は、読んだ人に購入してもらう行動。
・メールの返信して欲しい場合は、読んだ人に返信してもらう行動。
相手に何をしてもらいたいかを考えて、それを文章にしましょう!
文章は書きすぎてもダメ。
文章は書かない事で相手に想像してもらうのが大事です。
また、文章は全部読んでくれると思うのは誤りです。
特に最近は、スマホやSNSの普及で短い文章で好まれます。
- 短くまとまっている。
- ポイントがわかりやすい。
- 結論から書かれている
ダラダラ長い文章を書いても、書く人の自己満足となるだけ。短く書きましょう。
さらに短く書くのと同時に、効果が上がる3原則があるので、説明していきたいと思います。
書かない3原則 を守れば相手が勝手に読んでくれる。

この「人を操る禁断の文書術」では、書かない事で文章の質が向上すると書いてあります。
普通に考えると、しっかり書いた方が読んでもらえそうですが、どういう事なんでしょうか?
その① あれこれ書かない
人は情報量が少ないと、勝手に想像して膨らませてくれます。
本書の中では、「世界一の美女は誰ですか?」と書かれています。
この文章を読むと、それぞれが美女を想像します。
だから、情報量が少ないと、読んだ人が勝手に想像して文章を補ってくれます。
また、文章は、自分の伝えたい事を書くのではなく、相手にどう行動してほしいかも重要。
そして書く前に、読み手が「是非そうしたい」と思うかを考えることも重要とされています。
その② きれいに書かない
感情は抑えなくていい。話しかけるように書く。
挨拶文やテンプレみたいなのはいらなくて、相手の関心のある言葉・出来事を沿えると読む方は読みやすい。
その③ 自分で書かない
自分が書きたい事を考えるより、相手の心を考える事が重要。
書くべきことは「相手の心の中にある」。
だから相手の心を考える事が大事となる。
人を動かす7つのトリガー

心理学では、人を動かす7つのトリガーというモノが存在します。
これから紹介する7つあるトリガーを活用すれば、読む人のポイントを刺激する事ができます。
是非覚えておきたいですね。
その7つとはどのようなものでしょうか?
- 興味
- ホンネとタテマエ
- 悩み
- ソン・トク
- みんな一緒
- 認められたい
- あなただけの
見てもらえばわかると思いますが、
- 読む人の興味をアピールする文章
- 悩みを解決する文章
- あなただけに書かれ文章
など、読む人が何を求めているかが理解された上で書かれた文章は読まれる確率が高くなります。
だから文章を書く前の「準備」は大事になります。
7つのトリガーを、自在に操れるようになるテクニック
- 書き出しはポジティブに
- 何度も繰り返す→同じ言葉を3回繰り返すのはNG
- 話しかけるように書く
- 上げて、下げて、また上げる
- 追伸をつける→追伸の前に一度終わらせる。追伸の文の中にクライマックスを持ってくる
あとは行動するだけ!
人の悩みは4つだけ(HEAM)
- 健康
- 夢、将来、キャリア
- 人間関係
- お金
また、年代により悩みも固定されている。
例えば、10代は恋愛、30代は将来、結婚、60代は健康と老後など。
HEAMの4つと年代を組み合わせれば、ほとんどの方の悩みは想像できる事になります。
その他 読んで面白かった箇所
本書を読んでいて面白かった箇所としては、紙オムツ市場の話があります。
紙おむつ売り場に下のような張り紙を貼った所、カメラが売れたそうです。
「今しかない姿を残しませんか?」
確かに、今しかない姿を写したくなりますね。
短い言葉で相手に想像さえて、行動させる。今まで書いてきたことがこの一文は実現しています。
だから読んで面白かったです。
その他2 大げさな言い回しが名言になる!

私の文章は常識的だと思っています。
結構固いかなとも思っています。
だからこの文章に興味が湧きました。
ありきたりで常識的な文章、言い回しに、過剰で具体的な条件をあらわす言葉を組み込むと名言に変わる
×)成功の為の努力を惜しむな
◎)成功したいなら、1日18時間一つの事に集中しろ
会社の後輩で関西出身のノリがいい男がいます。
そいつはいつも表現がおおげさで、数字を過剰に表現します。
例えば、あの上司に3回おごってもらった事があったとしたら、
「あの上司に300回おごってもらったから、あの人いい人ですわ!」
とか数字が誇張されています。
でも聞いている方は嘘だとわかっていても、なんとなくそれっぽく聞こえてしまいます。
だから多少大げさな言い回しをするくらいが、私にはちょうどいいんだと思います。
まとめ

冒頭にも書きましたが、私のまとめは下記の通りです。
- 文章を書く前の準備が大事
- 相手に何をしてもらいたいか考える
- その興味を調べる
- トリガーに該当するものをチェックする
- 過剰気味に感情的にポイントを繰り返し書く
- 追伸に書きたい、本命がくる
- 本文の冒頭3行が大事(1行目 ポジティブ、2~3行目 具体的な用件)
これを自分に転用して、実際文章で行えば効果は期待できると想います。
だから、書く前の準備を大事にして、相手がなにをしてほしいかを考えて、過剰気味な表現で繰り返し書いて、相手に行動してもらいます。
最後に、この本を買おうか迷っている人は買った方がいいです。
なぜなら書きたい事が書けるようになって、人生プラスになるからね!
では、また。
※他にも読んでおくべきライティングの本でおすすめは、

この本は唐木さんというナタリーの編集をされている方が書いた本で、
「読まれない文章はダメな文章」
という考えに基づき、完読してもらうためのスキルが載っています。
私はだいぶ参考にさせてもらっています!
※忙しくて本を読めない人向けのサービス「フライヤー」
話題の新書も要約してくれるので、時間がないビジネスマンにおすすめです。
私が2020年に読んだ本の一覧です。「書籍・映画 2020年1月~」
https://l-spiral.com/book_movies202001/