2020年5月に発売された瀧本先生の
「2020年6月30日にまたここで会おう」を読み非常に感銘を受けました。
その影響もあり、瀧本先生の他書籍も読んでみようと思いました。
今回読んだ「武器としての交渉思考」は、約10年前に購入していました。
約10年前に一度読んだはずですが、今では「全く覚えていません」でした。
この「武器としての交渉思考」は、読み終わった感想として、
それなので、自分の備忘録用として、そして瀧本先生に共感する人向けに記事にしました。
この本を読めば、
・交渉とは何か、が理解できるようになる。
・交渉の事前準備と交渉手法がわかるようになる。
・交渉スキルが身につき、対人関係や仕事が上手くいくようになる。
こんなメリットがあります。
も、交渉の一つと考えられます。
つまり、
人生は交渉だらけです。
だからこの交渉スキルは身につけておいて損はありません。
これから「武器としての交渉思考」を読む人の参考になれば嬉しいです。
では、具体的な解説をしていきたいと思います。
どうぞ!
私が、この本を読んだ目的、狙い。瀧本先生の言葉を知りたかった。
- 本業では営業をしているので、交渉スキルを向上させるの為
- 「2020年6月30日にまた会おう」の書籍の中で交渉の項目があり、非常に参考になり、より深く知りたくなった。
- 瀧本先生の言葉をもっと読みたかったから。
- 10年前に読んだのに、全く覚えていなかったから。
私が、読んで良かったと感じた事。本業に活かせそう!
- 交渉に関する理解が深まり、実践でき、本業に活かせそう。
- 100%勝つ交渉は少ないので、落とし所を設定する事が大事
- 交渉は事前準備が大事
- 交渉がうまく使えれば、人生を良くすることができる
では、具体的に各項目の説明をしていきたいと思います。
その1 交渉に関する理解が深まり、実践でき、本業に活かせそう。
私の交渉のイメージは、
「映画やドラマで、凄腕の交渉人が相手を打ち負かす!」
みたいなシーンを想像していました。
しかし、実際は冒頭で例として書いた、「醤油取って!」も交渉の一つです。
■交渉の役割
- 相手に行動してもらうために、お互いの利益になる所を調整する事。
「交渉」を難しく考えていましたが、実は昔から行っている事でした。
だから難しく考えないで、気軽に考えるようにするのがいいと思います。
交渉の役割、メリットや手法も学べるので、副業だけでなく、本業の仕事でも活用できると思いました。
しっかり、実行に移せばスキル100倍!
その2 100%勝つ交渉は少ないので、落とし所を設定する事が大事
普段の生活の中では、裁判のように100%白黒をつける事はほぼありません。
■交渉で大事な事
- お互いの利益が出る所で落とし所を見つける事が大事です。
相手を打ち負かしては、今後の関係も微妙になりかねません。
お互いにメリットが出る所で調整していきましょう!
その3 交渉は事前準備が大事
先程落とし所を決めるのが大事と書きましたが、落とし所を決める為に大事なのが、事前準備です。
■交渉をする為の事前準備のポイント
- 相手の主張を聞いて、何を求めているかを把握する。
- 相手が譲れない事、金額を想定する。
- 自分自身が譲れない事を決めておく。
簡単に書くと、
相手が求めている事をしっかり聞いた上で、できる事できない事を明確にします。
その際に、自分自身でも譲れない部分と、相手にはここまでして欲しいという落とし所を決める。
ここまで準備ができれば、交渉が成功する確率が高くなります。
その4 交渉がうまく使えれば、人生を良くすることができる
繰り返しになりますが、交渉は生活の至る所に存在します。
だから早いうちに勉強し、交渉の方法を覚えればメリットたくさんです!
■交渉を覚えるメリット
- 相手に行動してもらいたい事が実現できます。
- Win-winの関係が築ける。
- 人生を優位に進める事ができます。
せっかくなら早いうちに知っておいた方がお得ですよね。
私が、書籍内容で参考になった具体的な項目。
具体的に参考になった項目はこちらです。書籍の章ごとに分類してみました。
0章 交渉とは。
- 合意を作り出すのが「交渉」
- 本気で世の中を動かすなら、権威者からの支援を得よ。
- 異質なものと結びつく事で変化が起こせる。
1章 人を動かすためには?
- 常にロマンとソロバンの両方を考えよう
- 金儲けはかなり大事
- 人を動かす為には「具体的なメリット」を提示する
2章 交渉は「利害調整」が大事
- 交渉の意思決定権者は相手と自分
- 僕が可愛そうだからどうにかして、では交渉にならない
- 相手の主張をたくさん聞いたほうが勝ち
- パイを奪い合うのではなくて、パイの前提を見直したり、パイを大きくしようと努力する事が大事
- 交渉は「利害の調整」が最大のポイント
3章 どの条件を提示するか!
- 交渉は最初のアンカリングで決まる
- 無条件の譲歩は絶対にしない
- 相手にとって価格が高いが、自分にとっては価値が低いものを譲歩する。
- ゼロイチ思考に陥るな
4章 相手の心理も考えよう
- 相手の価値観は絶対に変えられないから、尊重して合わせるしかない
- 合理的・非合理的な交渉を問わず、やはり相手の分析が最重要
言葉の意味
- バトナ・・・相手の提案に合意する以外の選択肢のなかで、いちばん良いのも
- ゾーパ・・・合意できる範囲の事
- アンカリング・・・最初に印象に残った言葉や数字が、その後の行動を無意識のうちに縛ってしまう効果を言います
まとめ この本を読んで、自分は今から何をするか?
読んで終わりではなく、アウトプットをしてスキルを身に付けていきたいと思います。
■私が今後行う行動
- 交渉する前の事前準備を行う。その際は相手を分析する。
- 落とし所を事前に決め、そこに向けてのストーリーを作る。
- 相手にとってもメリットがある提案を行う。
この本を短文でまとめると、私の場合はこうなりました!
交渉時は事前に落とし所を決める。
その落とし所を決める為に、特に相手の情報収集を行い、分析する。
双方にメリットがでる提案を考え、ストーリーを作成する。
これらの事を忘れずに行います。
さらにそれを忘れない為に手帳にメモします。
これらが行えれば、交渉スキルがあがり、対人関係の上手くいくようになり、人生が豊かになります。
この「武器としての交渉思考」に興味がある人が是非参考にしてみてください。
瀧本哲史先生の言葉が残された数少ない書籍となるので、是非!
瀧本哲史さんの最新作
「2020年6月30日にまたここで会おう」の書評はこちら。
・2012年に東大で行われた講義の内容を書籍化しています。
今読んでも古いという事はなく、非常に勉強になるおすすめ本です。